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お風呂でマッサージは、体内に蓄積された老廃物や疲労物質をスムーズにリンパ液にのせて 排泄するマッサージ法です。 体液循環のひとつである「リンパ」は、皮膚と内臓の老廃物を静脈に運ぶ重要な器官なので、 お風呂でマッサージを行うことによって、リンパの流れがよくなり、むくみや冷え性、血行不良、 免疫機能改善の効果があります。 マッサージする上での注意点は、リンパ液は皮膚の表面近くを流れているので、強くやる 必要はなく、軽く刺激を与える程度で行うようにしましょう。効果をあげたいために、力が 入りすぎてしまうとむくみや血行障害をおこしてしまい、逆効果になってしまいます。 同時に、リンパの流れに逆らわないように行うようにしましょう。
お風呂でマッサージを行う前に、次のひと動作加えると、さらに効果的です。
部分別のマッサージ方法： 「お腹やせ」 ①足を肩はばに開いて立ち、両手をお腹に当てて、みぞおちから下腹部へ向けて交互に さすりおろします。 ②両手の親指以外の四本の指をみぞおちに当てて、肋骨の下側に沿って外側に向けて さすります。 ③それぞれ１セット１０回を５セット行います。 「ふくらはぎやせ」 ①足を伸ばして座り、片足を立てて左右の手を交互に使い、足首から膝の裏にかけて ふくらはぎを下から上にさすりあげます。 ②１セット１０回を５セット、左右同じように行います。 「太ももやせ」 ①足を伸ばして座り、片足を立てて、太ももの内側と外側を左右の手を交互に使って、 膝から太ももの付け根に向かって下から上にさすりあげます。 ②１セット１０回を５セット、左右同じように行います。 （参考） リンパの位置と症状： ①首のつけ根：全身にある約８００個のリンパ節の中で、およそ３００個が集中しています。 ここが滞ると肩や首の凝り、頭痛、自律神経の乱れが起きます。 ②鎖骨：全てのリンパは、最終的に鎖骨付近にある太いリンパ幹に合流して静脈に 流れ込んでいます。ここが滞ると倦怠感、肌のトラブル、老化などが起きます。 ③わきの下：腕や胸元からのマッサージは、脇の下に向け流していくのが基本になります ここが滞ると二の腕がたるむ、手指がむくむなどの症状がでてきます。 ④足のつけ根：首周辺の次にリンパ節が集中している部分です。ここが滞ると腰痛や 下半身太りのほか、生理痛、内臓機能の低下なども起こりやすくなります。 ⑤膝の裏：足に流れるリンパの中継点です。ここが滞ると膝痛、足のむくみ、冷えなどが 起きます。 |
